【Illustrator】JPEG書き出し時に周囲が滲んだ場合の対処法

こんにちは,masART STUDIOのカワグチです。Adobe Illustratorで作成した画像をJPEGやPNGなどのビットマップ書き出しをしたとき,周囲の1ピクセル分が滲んだり,空白となったりした経験はありませんか。この記事では,その対策方法をご紹介します。

この記事について

本稿は,masART Blog(2020年8月13日)に投稿された記事を再編集したものです。

目次

A4サイズで作成した素材をJPEGに書き出したら周囲が滲んだ

llustratorで作業していた画像を JPEG に書き出したところ,なんなく違和感がある。どうも気になるので, Photoshopで四隅を拡大したところ図1の様に1ピクセル分滲みがありました。

図1. Illustratorで作業していた画像を JPEG に書き出したところ滲みが発生した。

少し大きめに作って、Photoshopでトリミングするのも一つの手かもしれません。しかし,手間がかかります。それに,問題を放置しているようで,ちょっと気持ちが悪いです。

原因はサイズの単位!

Illustrator に戻り「アートボードツール」を選択すると,アートボードのサイズが「W: 297 mm」「H: 210 mm」となっていきました。アートボードの単位が「mm」となっているため,ビットマップに書き出したときの端数となった1ピクセル分が滲む現象が発生したと考えています。

図2. A4サイズで印刷することを考えていたため,アートボードのサイズの単位が「mm」になっている。

単位をピクセルに変更する

設定やアートボードのサイズを変更するため,現在のファイルのバックアップを作成しておきます(命の次に大事!)。Illustratorのメニューから [ファイル] – [ドキュメント設定] を選択します。ドキュメント設定画面が表示されたら,単位を「ミリメートル」から「ピクセル」に変更して「OK」を押下します。

図3. 「ドキュメント設定」より単位を「ミリメートル」から「ピクセル」に変更します。

単位を「ピクセル」に変更すると,アートボードのサイズが「W: 841.8898 px」「H: 595.2756 px」と中途半端な数値になっていることがわかります。これでは,周囲が滲んでしまいますね。こちらを「W: 842 px」「H: 596 px」の様に小数点を丸めます。

図4. 単位を「ミリメートル」から「ピクセル」に変換すると中途半端な数値になりました。

JPEGで再書き出し

アートボードのサイズをピクセルで設定したら(小数点を丸めたら),JPEGで書き出しを行います。Illustrator のメニューから [ファイル] – [書き出し] – [書き出し様式] に進みます。書き出し画面が表示したら,ファイル形式から「JPEG (jpg)」を選択して,「アートボードごとに作成」にチェックを入れて「書き出し」ボタンを押下します。

図5. 書き出し画面

「書き出し」ボタンを押下すると,JPEG オプション画面に遷移します。「カラーモード」や「画質」「解像度」などを設定します。「OK」ボタンを押下すると JPEG ファイルが作成されます。

図6. JPEGオプション画面

今度は滲まずに書き出すことができました

図7. 単位をピクセルに変更し,サイズを調整したところ周囲の滲みが解消されました。

Illustrator から JPEG で書き出しを行うときに,単位を「センチメートル」から「ピクセル」に,サイズを整数で設定したため周囲の滲みを解消することができました。同様の事象でお悩みの方の参考になれば幸いです。最後までご購読ありがとうございました。

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この記事を書いた人

1969年,東京生まれ。ライター。写真家。美術家。masART STUDIO主宰。東京の郊外を拠点に活動。Webメディアで執筆の傍ら,人工構造物をモチーフとしたフォトモンタージュ作品を制作する。目標は,ダイエットと,ITリテラシーを高めること。

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